「ウルトラワイドモニターが使いにくいと聞いたけど実際どうなの?」
この記事は、そんな疑問を持つ方に向けて書いています。
私は2016年に仕事用として34インチのウルトラワイドモニターを買いました。しかし、3ヶ月ほど使ってみて、「ウルトラワイドモニターは使いづらい」とデメリットを感じて後悔しました。結果、4Kモニターに切り替えました。
あれから5年が経ち、最近になって「やっぱり、ウルトラワイドモニターの方が使いやすいよね」と心変わりして、再び34インチの曲面型のウルトラワイドモニターを買いました。
そして、半年が経過した現在でもウルトラワイドモニターを継続使用しています。今回、私がウルトラワイドモニターを継続して使えているのは、次の3点が理由です。
- 仕事に適した「湾曲型、34インチ、非光沢」のウルトラワイドモニターを購入したから
- モニターライトを設置することでモニター画面による光の反射を抑えられたから
- モニターアームを使うことで机の奥行きが狭いデスクでも画面との距離が稼げたから
ここでは、私がウルトラワイドモニターを買って後悔した話を元に、ウルトラワイドモニターを選ぶ時に知っておいた方が良いデメリットや注意点をご紹介します。

私が最初にウルトラワイドモニターを買って後悔した点、デメリット
私が最初にウルトラワイドモニターを買って失敗、後悔した点やデメリットを紹介します。
もし、あなたが仕事のためにウルトラワイドモニターを買うなら、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
後悔:平面ディスプレイのウルトラワイドモニターを買ってしまった
平面型の34インチのウルトラワイドモニターを買って後悔しました。
ウルトラワイドモニターは曲面型の方が絶対に使いやすいです。
「イラストレーター等のデザインの仕事をやってます」とか、「設計の仕事をやってます」という方でない限り、仕事用のウルトラワイドモニターは曲面型の製品を買うべきです。
平面型のウルトラワイドモニターは目が疲れます。
なぜなら、モニターの中心を見る時と端を見る時とで目と画面の距離が大きく異なるためです。
画面の端や中心を見るたびに目が焦点距離を調節するため、結果として、目が疲れてしまいます。
一方で、湾曲型のウルトラワイドモニターを買うと、まず何よりも目が疲れません。
「直線が曲がって映るので見づらい」という人もいますが、設計図を買いています!という人でない限り、すぐに慣れます。
私は、平面型から湾曲型のウルトラワイドモニターに切り替えたら、目の疲れが大分良くなりました。
後悔:ウルトラワイドモニターを設置するには机の奥行きが狭すぎた
ウルトラワイドモニターを設置すると机の奥行きが予想以上に取られることを知って後悔しました。
机の奥行きが広いデスクにするか、モニターアームを使って設置することをおすすめします。
下の写真は、34インチのウルトラワイドモニターを横100cm、縦60cmの机に設置した時のものです。
机の縦幅の3分の1近くが失われてしまっていることが分かるかと思います。
結果として、自分の目と画面が近くなるため、横幅の長いウルトラワイドモニターでは両端まで目が届かず疲れます。
この机の奥行き問題ですが、モニターアームを使うことで解決することができました。
私のように奥行きが狭い机を使っている人は、モニターアームの購入は必須だと思います。

後悔:光沢ディスプレイのウルトラワイドモニターを買ってしまった
LG製の光沢ディスプレイのウルトラワイドモニターを買って後悔しました。
仕事用に使うなら非光沢のモニターをおすすめします。
確かに光沢ディスプレイの方が色鮮やかです。
iMacやMacbookが光沢ディスプレイを採用しているのはこれが理由です。
ただし、光沢ディスプレイは思った以上に光が反射します。
画面で表示されている大部分が暗い色の時は、もはや鏡のようになってしまいます。
次の2点のいずれかに該当する場合は、非光沢のウルトラワイドモニターをオススメします。
画面の綺麗さが気になるなら、そもそも4Kディスプレイを購入すべきであって、ウルトラワイドモニターは非光沢のもので十分です。
- 自分の後ろが窓になっている(=外の景色が反射します)
- 机の上にライトを置いて作業している(=ライトが画面に反射します)
画面の光の反射対策としてモニターライトを設置するのも一案
光沢ディスプレイのウルトラワイドモニターを購入した結果、デスクライトの光が反射して困っている人はモニターライトの設置をオススメします。
私が購入したのはQUNTISのモニターライトですが、曲面型のウルトラワイドモニターにも設置できて、光の反射もありません。

後悔:フルHDの解像度のウルトラワイドモニターを買ってしまった
安価だからと解像度がフルHDのウルトラワイドモニターを買って後悔しました。
高いけど絶対に解像度がWQHD(3440×1440)のウルトラワイドモニターを買うべきです。
ウルトラワイドモニターはかなり横長のディスプレイです。
その横長のディスプレイでフルHDの解像度はあまりにも低すぎます。
下の画像で示したとおり、WQHD(3440×1440)とフルHD(2560×1080)では表示できる領域に雲泥の差があります。解像度がフルHDのウルトラワイドモニターは、表示領域がとても狭く、デメリットです。
なお、下の記事でも書きましたが、29インチのウルトラワイドモニターの解像度はフルHDしかないのでお気をつけください。


仕事用のウルトラワイドモニターは「34インチ、曲面、非光沢」を買うべき
以上、私のウルトラワイドモニターを買って後悔したポイントを説明してきました。
仕事用として使うなら、ウルトラワイドモニターは34インチで曲面型、非光沢のディスプレイを購入することを強くおすすめします。

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